患者からの好感度を高くするのは看護師が仕事をスムーズに進められるようにする上で重要なポイントです。患者との円滑なコミュニケーションを取れると無駄に時間をかけずに済み、必要な情報もすぐに患者から聞き出せます。
好感度の高さは信頼関係の樹立にもつながるので、看護師として働く際には常に意識することが大切です。看護師の好感度は何によって決まるのかを知っておくと対策を立てられます。実は患者が看護師をどのような人かを理解するのはほとんど第一印象です。後から印象が変わって好感度が上がることもありますが、最初に会って話をしたときにほぼ印象が決まってしまうので気を付けましょう。
患者は看護師の身だしなみを見て頼りになりそうかどうかを見ている傾向があります。また、言葉遣いが丁寧な人ほど良い印象を持ってもらえるのは確かです。
ただ、身だしなみや言葉遣いよりも、初めてのときに患者がどのような対応を受けたかの方が大きな影響があります。問診を始めるときに配慮が行き届いた発言ができているかは大きなポイントです。機械的に問診を始めずに、雑談を交えながら話をした方が好感度が高くなる傾向があります。
また、患者との初の接点が困っているところに手を差し伸べたときだったという場合には好印象を持ってもらえます。患者が看護師と話していて楽しい、あるいはとてもお世話になったという第一印象を持つと好感度が上がると念頭に置いておきましょう。